
落語立川流真打:立川談春さんの独演会で、オープニングに使われる大道具を、ハナミ・サイン・ディスプレイで制作させていただきました。
ファイバードラムを利用して、大道具を作ることを発案されたのは、立川談春さんご本人です。
この度の独演会では「いままでの古典落語の会では、有り得なかったような、演出をしたい!」という、立川談春さんの目論見があり、それはオープニングシーンで、ドラム缶の中から、着ぐるみを着て登場するという構想でした。
この度は、立川談春さんのプラン実現を、お手伝いをさせて頂くことができ、リハーサル・シーンの撮影許可まで頂きましたので、実際に使用されているシーンと共に、ファイバードラムと大判インクジェット印刷の組み合わせについて、ご紹介させて頂きます。
紙のドラム缶「ファイバードラム」
ドラム缶には、弊社の大判インクジェット・プリンターで印刷した、立川談春さんのポートレートを巻き付けているのですが、このドラム缶はファイバードラムと呼ばれている製品です。
独演会に使用する、ドラム缶の大道具として調度良いものが制作できないだろうか?という御話しを頂いた際に、弊社で扱っていたファイバードラムと大判インクジェット印刷の組み合わせを紹介させて頂いたのですが、談春さんのプランにマッチしていたようで、光栄にも採用して頂いた次第です。

ドラム缶の中に立川談春さんが入り……

転がされながら登場するという演出です。

新宿:紀伊国屋ホール、準備中のステージ。
ファイバードラムとは、簡単に説明すると「紙製のドラム缶」で、高強度のダンボールの様な素材「クラフトライナー」で出来ており、主な特徴は以下のようなものです。
- 紙製なので軽く、輸送コストに優れます。
- 安価で、とても経済的です。
- 必要充分な強度があり、主に粉体状の化学品や医薬品などの輸出に使用されています。
- 環境に優しく、焼却や、リサイクル性能に優れています。
- 使用用途によって、様々な大きさを選択する事ができ、防水、防湿加工なども可能です。