4つの理由の詳細説明
前述した、ファイバードラムが大道具に適している理由を、もう少し細かく説明します。

理由:詳細
1:安価で、早く、自由度の高い、大判プリンター印刷による仕上げ
弊社が担う主な部分が、この大判プリンター印刷を使用した制作です。
このたび制作したファイバードラムには、「塩ビ・マットラミネート」という素材に、大判インクジェットプリンターで印刷したものを、表面に巻き付けています。
ファイバードラムは、塗装することも可能なメディアですが、大判プリンターで印刷したものを巻きつける方が安価で、早く仕上げる事ができます。
また、写真を使った表現が可能で、巻きつける素材を選ぶことができるのも、大判プリンターを使用する事の大きなメリットです。
※使用可能な素材は、弊社の大判プリンターに対応し、糊つきの素材に限られます。

2:軽量を活かした、舞台での取り回し
軽量であることを活かして、写真のように、横に倒したり、転がしたりすることが、容易です。
搬入、撤収の際にも、軽量である事が、大きなメリットになります。
本来、ファイバードラムは輸送に使用されているものですから、積み上げる事も可能なので、積み上げて柱のように見せるなど、様々な舞台表現に応用することが出来るのではないでしょうか。

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3:繰り返しの公演にも耐えられる、ファイバードラムの強度
紙で出来た、軽量なファイバードラムですが、写真のとおり、中に人が入ったまま転がすような使い方をしても、簡単には壊れません。繰り返しの公演にも耐えられます。
必ずしも、ここまでの強度が、大道具に必要とは限らないと思いますが、演出方法によっては、様々な使い方が考えられるのではないでしょうか。
ただし写真の例は、公演のプロフェッショナルによって実現されている例ですので、中に人が入った場合の安全を、弊社が保障するものではありません。
ご使用方法に関しては、お客様の責任で、充分な安全確認を行なって下さい。
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4:処分が容易なファイバードラム
ファイバードラムは、リサイクルも配慮して設計されておりますので、分解も容易で、大部分は焼却が可能なため、ご不要になった場合の処分に苦労しません。
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蓋は金属製ですので、リサイクルする事が可能で、本体は処理場で焼却することも、粉砕して有効利用する事も可能です。
以上の特徴は、立川談春さまの大道具に使用していただくという、ご光栄に預ることで、発見できました。
ファイバードラムと大判インクジェット印刷の組み合わせは、これらの特色を活かすことで、他にも様々な使用方法が考えられそうです。